リモートワークの普及に伴い、都市と郊外にそれぞれ拠点を持つ「二拠点生活」が注目されています。自宅以外の拠点として使用する「セカンドハウス」。別荘と何が違うのか？ セカンドハウスを持つメリットとデメリットは？ 購入と賃貸、どちらがお得？など、セカンドハウスについて気になるポイントを解説。賃貸ガレージハウスをセカンドハウスとして利用する場合の用途などについてもお伝えします。

そもそもセカンドハウスとは？

セカンドハウスとは、日常生活を送る拠点として定期的に居住する第2の住宅のこと。

都市部を仕事の拠点とし、プライベートを過ごす場所として郊外や地方にセカンドハウスを持つケースが一般的です。反対に、職場や学校の近くにセカンドハウスを借りて、そこから通勤・通学するといったケースもあります。

別荘と何が違うのか疑問に思われるかもしれませんが、じつは税制面での定義が異なります。これは賃貸ではなく、住宅を購入または建てた場合が対象。セカンドハウスはあくまで「日常生活のために使う住居」ということで固定資産税や都市計画税が優遇されます。一方、別荘は「保養」を目的とし、利用期間は主に長期休みなどに限られてくるため、贅沢品と見なされ、税制特例の対象とはなりません。ただし、セカンドハウスとして優遇を受けるためには、毎月1日以上はセカンドハウスに居住する必要があります。

なぜセカンドハウスの需要が高まっているのか？

年々需要が高まるセカンドハウス。その背景には、ライフスタイルの変化によって注目され始めた「二拠点生活（二地域居住）」があります。

二拠点生活とは、文字通り自宅以外にも居住する拠点を持つこと。コロナ禍でリモートワークが普及したことによって、普段は自宅で働き必要なときのみ出社するといった柔軟な働き方が可能になりました。騒々しい都会から離れて、郊外や地方で働きたいというニーズに、セカンドハウスの需要が後押しされた形となっています。

家賃が高い都市部では生活空間とワークスペースを分けるのは困難ですが、広い郊外なら生活と仕事のメリハリをつけることが可能。また、通勤の負担が減って自由に使える時間が増えた方にとっては、趣味の空間を新たに確保できるセカンドハウスは魅力的な選択肢となっているようです。

セカンドハウス、購入と賃貸ではどちらがお得？

セカンドハウスは、別荘のように購入するものというイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、賃貸という選択肢も考えられます。購入と賃貸ではどちらが良いのか、それぞれメリットとデメリットを見ていきましょう。

■購入のメリットとデメリット

購入のメリットは、資産形成につながる点です。金融機関から融資を受けるための担保にもできますし、ライフスタイルが変化してセカンドハウスが不要となった場合は、売却して資金にすることもできます。

リフォームやリノベーションが自由にできるのも魅力です。「こんな家にしたい」という理想がはっきりしている方は、賃貸よりも自由度の高い購入を検討すると良いでしょう。

購入のデメリットは、やはり費用面です。住宅ローンの審査が厳しいことはもちろん、賃貸よりも初期費用が高額になります。

■賃貸のメリットとデメリット

賃貸のメリットはライフスタイルの変化に対応しやすいこと。セカンドハウスを長期に渡って利用しない場合や、異なる地域に転勤することを見越している場合は、賃貸のほうが得になるケースがあります。初期費用も安く抑えられますので、購入に踏み切れない方は、まず賃貸を検討するといいでしょう。

また、セカンドハウスを購入した場合、固定資産税、都市計画税、不動産取得税などの税金を納めなければなりませんが、賃貸であればそもそも税金を払う必要がないこともメリットと言えるでしょう。

セカンドハウスとしても利用しやすい賃貸ガレージハウス

住居とガレージが一体となった「賃貸ガレージハウス」は、セカンドハウスにもおすすめです。愛車を保管することはもちろん、ガレージ部分はワークスペースや制作スタジオ、また趣味の空間まで、さまざまな活用方法が考えられます。高速や幹線道路へのアクセスが良い郊外の立地も多く、休日を過ごす拠点として活用しやすいのが魅力です。

賃貸ガレージハウスをセカンドハウスとして利用する場合のおもな用途

車を保管することを目的に、賃貸ガレージハウスをセカンドハウスとして利用される方もいらっしゃいますが、それ以外でもさまざまな活用例があります。

■趣味の拠点として

アウトドアやマリンスポーツを趣味にする方が、山や海の近くに賃貸ガレージハウスを借りて、セカンドハウスとして利用するケースも多くあります。

首都圏の郊外であれば高速や主要幹線道路へのアクセスも良く、平日は都市部の自宅で生活し、金曜日の夜にセカンドハウスである賃貸ガレージハウスへ移動して土曜日は朝から趣味を楽しむ、といったライフスタイルを実現できます。車での移動を主体にする人にとって、ガレージのある賃貸ガレージハウスは便利。また、都市部に比べて静かな郊外の物件では、趣味に没頭する場所として最適です。ガーデニングをする、書斎を持つ、ものづくりをするなど、集中して趣味に取り組みたい人や心を落ち着ける場所を求めている人におすすめです。

■ワークスペースとして

リモートワークをする人が増えてきた昨今、自宅にワークスペースを設ける必要がありますが、都会の住宅事情では自宅内に仕事のスペースを設けるのは難しく、気持ちも切り換えづらいものです。賃貸ガレージハウスなら、2階の居住スペースに住みながら、1階のガレージスペースをワークスペースとして活用するなど、居住空間とワークスペースをしっかり分け、メリハリをつけて仕事ができます。現代の柔軟な働き方に応えてくれるのも賃貸ガレージハウスの魅力です。

■オンとオフの切り替えに

仕事と生活が地続きになっている自宅では、オンとオフを切り換えづらいもの。都市部で暮らし、休日もなかなか気が休まらないという人は、郊外の賃貸ガレージハウスをセカンドハウスとして、仕事を忘れてリフレッシュするスペースに。自然を満喫したり、家族でのんびり過ごしたりと、休日を有意義に過ごせるようになります。賃貸なので税制面を心配する必要もありません。

まとめ

賃貸ガレージハウスをセカンドハウスとして利用した場合、ライフスタイルに変化をつけられるだけではなく、新たな拠点をベースに交友関係が広がる可能性もあります。それは趣味の仲間とのネットワークかもしれませんし、地元の人々との交流かもしれません。さぁあなたも賃貸ガレージハウスをセカンドハウスとして、ご自身の望むガレージライフをスタートしてみてはいかがでしょうか。

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