プレミアムガレージハウスに入居を決めた背景や、入居後の感想、お部屋づくりへのこだわりなどを伺う入居者様インタビュー。今回は、バイクレースチームの拠点としてプレミアムガレージハウスをご利用いただいている「チーム・エトワール(Team Étoile)」の代表・市川貴志さんにお話を伺いました。
世界最高峰のバイク耐久レース「FIMロードレース世界耐久選手権(EWC)」出場に向けた活動拠点
ガレージの中央には、全長2メートル越え、200馬力以上のエンジンで300k/hのスピードが出るレースバイクBMW M1000RRが2台。それぞれのタンクには日本とフランスの国旗を重ねたデザインが施された「Étoile(エトワール:フランス語で星という意味)」のロゴが描かれています。
このガレージをご利用いただいているのは、世界最高峰のバイク耐久レース「FIMロードレース世界耐久選手権(EWC:Endurance World Championship)」に、2024年シーズンフル参戦を予定している「チーム・エトワール」。日本でも有名な「鈴鹿8時間耐久ロードレース(鈴鹿8耐)」を含め、年4回のレースが世界各地で開催される同選手権。初参戦に向け、2023年に立ち上げられたばかりの新進気鋭のバイクレースのチームです。ライダーに大久保光選手、亀井雄大選手、渡辺一樹選手、奥田教介選手、川崎祥吾選手を迎え、この4月にはフランスで行われる開幕戦「ル・マン24時間」に挑みます。
代表の市川貴志さんは、高校卒業後、料理人を目指して調理学校のフランス校に入学し、フランス・リヨンの星付きレストランにて修行。帰国したものの、料理の道へは進まず、当時、隆盛期であったIT業界へと進みました。大手証券会社であるマネックス証券で10年間システム開発に従事したのち、2012年に金融系ウェブサービスを提供するマネーフォワードに創業メンバーとして参画。以降、10年かけて6人のベンチャー企業から2,000人規模の会社へと成長させました。
そんな異色かつ輝かしい経歴の持ち主である市川さんが、新たなチャレンジとして立ち上げたのが、「チーム・エトワール」。2023年11月にはマネーフォワードの役員を退任し、バイクレースの活動に専念することを決めました。
レースで“星”を獲れるよう、願いを込めて
「マネックス証券、マネーフォワードでは、それぞれ10年従事し、会社の成長を見届けてきました。10年一区切りというように、また何か新しいチャレンジを始めたいと考えていた時、趣味で続けていたバイクレースの分野が目に留まりました。私は、15年ほど趣味として自分のバイクでサーキットを走る一方で、バイクレースのスタッフとして選手(レーサー)と一緒にサーキットを回り、サポートする活動も行ってきました。
そんな中で、才能があってもお金がかかるスポーツなので継続できずに断念してしまう選手や、世界に通用する実力はあるのに狭き門なのでなかなか次のステップに進めず、国内レースで現役を終えてしまう選手などを見てきました。私がチームを立ち上げることでたった何席かの枠かもしれませんが間口を開くことができる。彼らの可能性の芽を開くことができるかもしれないと思い、世界最高峰のレースであるFIMロードレース世界耐久選手権(EWC)の頂点を目指してチームを立ち上げました。バイクレースチームを立ち上げるのはもちろん初めての経験で、非常に大きな挑戦ですが、これまでのベンチャー企業時代の経営経験が、チームの運営に大きく役立つものと思っています。
私がこれまで大事にしてきたのは、“仕事を進めるうえでの優先度”すばやく取捨選択する「判断力」です。“もう少し時間をかければ80点を目指せるのに”と、いつまでもモタモタしてたら、そもそもスタートラインに立てないじゃないかと思うんですね。チーム・エトワールの運営においても、スピード感を大事にしてバイクレース界で駆け上がっていきたいと考えています」
「チーム・エトワール(フランス語で星という意味)」というチーム名は、フランスの星付きレストランで料理修行をしていた時期、フランスの生活や文化に魅力を感じており、いつかどこかのタイミングでもう一度、フランスで何かチャレンジしたいという想いがあったことから。FIMロードレース世界耐久選手権(EWC)もフランスのル・マンやボルドールなどのサーキットを中心に開催されることから、フランスで“星”を獲れるよう、願いを込めてその名を名付けたそうです。
3戸あるプレミアムガレージハウスを“1棟借り”
チームの立ち上げにあたり、活動拠点として選んだのがプレミアムガレージハウス。3戸ある建物1棟を丸ごと借りて、チームの作業拠点だけでなく、メンバーが住み込みでチーム活動を行える環境を整えました。
「もともと、自分自身もバイクレースを趣味としていたことから、自分の作業スペースとして(別の)プレミアムガレージハウスの1戸を借りていました。プレミアムガレージハウスを借りる前は作業スペースがなく、バイクの保管場所は車の荷台。レースのある日にはそのままサーキットに向かい、サーキットで整備を行いそのままレースに参戦するスタイルでした。プレミアムガレージハウスを借りてからは、バイクを大切に保管しながら、好きな時にガレージに来て好きなだけ作業ができる。作業に集中して夜遅くなった場合は2階に泊まることもできます。まさに“好きなことに没頭できる空間”。
僕の場合はバイクですけれど、車が趣味の方、絵を描くことが趣味の方、スポーツやアウトドアなど、どんな趣味を持つ方でも当てはまると思うんです。プレミアムガレージハウスは、生活しながら好きなことに集中できる、ちょうどいいパッケージになっていると思います。」
時間を気にせず思う存分作業できる、理想的な環境
プレミアムガレージハウスの利便性や快適性を実感していたことから、今回、3室1棟借りに踏み切った市川さん。今度はバイクチームの活動拠点として、チームメンバーとともに利用されています。3室あるガレージハウスを具体的にどのように使っているのでしょうか。
「3戸あるうち、2部屋はFIMロードレース世界耐久選手権(EWC)に出場するバイクBMW M1000RRのメンテナンスルームに。もう1部屋は、今後活動範囲が広がってきた時のことを見越して予備のスペースに。現在は、私個人が所有するバイクを保管しています。
日々の活動のメインはメンテナンスルームになりますが、ここでは、日々、メカニックと相談しながらマシンの修正を行ったり、レースに向けて作戦を立てたりしています。BMW M1000RRは、全長2メートル越え。200馬力以上のエンジンをもつレースバイクですが、2台置いても余裕を持って整備できるガレージスペースの広さが魅力。電源や水道など基本的な整備を行うには設備も十分で、エアコンも付けられるので、寒い冬も快適に作業できます。
メカニック達は時間を忘れて夜遅くまで作業していることもありますが、そんな日は2階の居住スペースで寝泊まりできます。時間を気にせず、思う存分作業できる環境は、メカニック達にとっては嬉しいものです。居住スペースも快適な広さ。システムバスやシステムキッチンも付いているので、作業の合間にのんびり過ごしたり、寝泊まりする際はしっかりと体を休めたりでき、翌日に疲れを持ち越すことはありません」
スケルトンだからこそ、自分色に染めやすい
「今後は内装やインテリアにもこだわっていきたいと考えています。ガレージスペースは、壁が石膏ボードの状態なので、アレンジしやすく、また石膏ボードも壁一面がひと続きになっているのではなく、パートごとに分かれているので、もし穴を開けて原状復帰が必要な状況になったとしてもそのパートを取り替えればいいようになっているのも使いやすい点かと思いました。やはり趣味に没頭する人は「秘密基地」みたいな感覚でインテリアやレイアウトにもこだわる方が多いと思うんです。自分好みの空間にしやすいのも、嬉しいポイントではないでしょうか」
まとめ
レースを通じて日本から世界にチャレンジできる人材を1人でも多く増やしたい −−。
これまで、ベンチャー企業を大企業へと成長させた経営ノウハウ、誰にも真似できない推進力、 そしてご自身が長年魅せられてきたレースに対するパッションを活かし、プレミアムガレージハウスから世界に挑戦する市川さん。2024年より10年間の活動を前提として、長期的な成長計画のもとでFIMロードレース世界耐久選手権(EWC)に参戦していかれます。
「自分自身、長く非常に満足してプレミアムガレージハウスを使わせていただいています。今後競技においてもいい結果を出して、プレミアムガレージハウスで住まわれている方にも、またプレミアムガレージハウスを検討中の方にも、同じガレージハウスを使って世界戦に出ているチームがいるんだということを示していけたらと思います」。
株式会社プレミアムガレージハウスでは、全国にガレージ付賃貸住宅を展開しています。主な特徴は、軽量鉄骨造の採用により、車2台を横置き+αの大型ガレージを確保していること。耐震性、防音性に優れているのも魅力です。住居エリアは1LDKでバス・トイレ別。追焚き機能付きのユニットバスやシステムキッチンを備えており、有料にてセコムのホームセキュリティも設置できます。(上記は新モデルの場合です。過去の物件には仕様の変わるものがございます。)
ご希望の地域の物件が満室の場合、「入居待ち登録」することで、エリア条件にマッチした空室情報を得ることが可能です。(※)「いつかは憧れのガレージハウスに住みたい」「セカンドハウスとしてガレージハウスを持ってみたい」と思っていた人はもちろん、ガレージハウスを見て「こんな自分だけのスペースが欲しかった!」「こんなことしてみたい!」と想像が膨らむ人も。さぁ、今こそガレージ付賃貸住宅という選択肢を検討してみませんか?
※すべての空室情報をお知らせすることを保証するものではございません。